さて、私の確信をおおいに裏切って、定刻よりも早くテイクオフした中国南方航空CZ6008便。
機材は
B-757型機でした。座席並びは通路を挟んで
3列-3列(ABC-DEF)。
※次のエントリーで詳しく説明しますが、
K2が見えるのは右側の座席です!F列を確保しましょう!!
機内は
満席です。
しかも
パターン人(北西辺境州の民族)ばかりです。
見事に、前もパターン、後ろもパターン、横もパターン。
斜め前もパターン、斜め後ろもパターン。
パターン( ̄Д ̄;)、パターン( ̄Д ̄;)、パターン( ̄Д ̄;)まず身なりで「いわゆる」パターン人というのは一目瞭然なのです。
髭を伸ばし、何処へ行くのにもシャルワール・カミーズ(パキスタンの民族衣装)を着て、頭には白い帽子を被っています。
もちろんパターン人であっても、このような格好をしていない人も居るのですが、ことパターン人に関してはかなりステレオタイプされていて、それが広く通用しているようです。
パターン人というのは
「死をも恐れぬ勇気ある民族」であって、英国植民地時代のシーク戦争ではその勇猛ぶりを発揮したと言われていますが、それも昔の話。
現在のパキスタンにおけるパターン人の位置付けというのは
◎インドにおけるサルダール・ジー(シーク教徒)、
◎イギリスにおけるアイルランド人、・・・つまりはジョークの定番に登場する笑われる民族なのですよね...。
私も笑い話は大・大・大好きです!
でも「
民族をネタにするのはちょっと悪趣味かも...」と、今までは優等生的な考え方を持っていました。
しかし、この機内の様子を見るにつけ
ちょっと考えを改めざるを得ないような様相を呈して来ました。
パターン人、凄すぎです w( ̄Д ̄;)wまず『
搭乗券が全く読めない!』
識字率が低い国であるとは知っていましたが、こうして海外に仕入れに出かけるような人がアルファベットさえ読めないとは!!
自分の座席に座ろうとすると、
まず高い確率で
誰かパターン人が既に座っています。 (; ̄Д ̄)
彼らの大半は座席番号が読めないのです。
だから適当に自分の座りたい席に座って、誰か場所を教えてくれる人が現れるとそちらに移動するのです。
その次に『
携帯の電源を切らない!』
機材が離陸態勢に入っても電源を切らずに喋っている人の多いこと!!!
スチュワーデスさんがどんなに注意しても無視。
さらに『
シートベルトを締めない』
これもスチュワーデスさんの苦労が伺える光景でした。
きっと中国南方航空の
スチュワーデスさんの地上の控え室では
麗華(仮名)「あ、フォイリン!久しぶりー。元気にしてた?今度のフライトはどこ?」
恵琳(仮名)「リィファ!も~きかないでよー...。イスラマバードなのよー。」
麗華「え、まじなのぉ~?ちょっとサイアクじゃな~い?」
恵琳「でしょ~。なんか私の行いが悪かったのかな~。スゴイ気が滅入るー。」
麗華「まぁ、でもショートだし、ちょっとの辛抱。頑張って!」
恵琳「ありがと。帰ってきたらランチご馳走して~。」
麗華「ハイハイ、お安い御用!でも私がイスラマバードに行く時はフォイリンの番よ!」
・・・という会話が繰り広げられてるのではないかと勝手に想像してしまいました。
さて、ようやく飛行体制が落ち着くと、今度はパターン人達はトイレに列を作ってラッシュです。
その後トイレを使った社長が青い顔をして戻ってきて、
「ものすごいトイレが水浸し!どうやったらあんなに汚れるんだろう!行かない方がいいよ。」と忠告。
更にしばらくするとお昼のお祈りの時間になったのですが、
通路を塞いで一斉に立ち上がり、狭い通路で「
集団礼拝」が始まりました。Σ( ̄□ ̄lll)
かろうじてスペースが広いのはトイレの前ですから
もう
トイレ・ブロックですよ。
中に入っている人は出られないですし、入りたい人は入れません。 ( ̄□ ̄|||)
先頭に立ったパターン人が大声でコーランを唱えながら礼拝を始めると、後ろに立っているパターン人達もそれにならって決まった動作を繰り返します。
そう、パターン人は信心深いことでも知られる民族なのです。
(ただ、学歴が低い人達の間では信仰へのアプローチもかなり直情的で矛盾多し、というハナシです。)
これまでも飛行機でお祈りをするムスリムの姿を見たことはあったのですが、こんな
大規模な集団礼拝決行!というのは初体験でしたので、是非とも証拠写真を撮りかったのですけれども、ちょっとそういう雰囲気ではなかったので、勇気がなくて断念してしまいました。
気付くと、隣に居る社長は
怒りにプルプル震えています。●~*
「こういう非常識をするから、外国でのパキスタンのイメージが悪くなるんだよ!!!」と
今にも立ち上がって抗議しに行きかねないほど沸騰しています。ヾ(^o^; オチツイテ...
そうでしょうね...。
私みたいな外国人かつ異教徒ならば「あははは。ネタになるな~」と笑って観ていられますけれども、アレと一緒にされるのはやっぱり屈辱でしょう。
観ている分には面白いですけれども、こういう人達が世界でパキスタンのイメージを作っているとするとやっぱり困りますよ~。ただでさえ「パキスタンは危ない国」と言って観光客がまだまだ少ないのに、こういう姿を見るとますます「テロリズム」と結び付けられそうな気がします。
観光省でもこの現象を憂慮して、一時は「
パスポート発行後に、対象者(=つまりこういう人達)は一定のコースを受けて海外旅行の最低ルールを学び、修了証書を見せなければ出国させないようにする」という案も検討されたようです。
でもそんな修了証書、偽造も出来るでしょうし、お金さえ出せば闇のルートで買えるようになるでしょうから「
やるだけムダだ」という結論に落ち着いたようです。
開始する前にそのことに気付いたのは賢明だったと思います。
ホント、やるだけムダです。
こんなパターン人達ですけれども、搭乗券が読めなくとも、英語も中国語も出来なくとも、何故かちゃんとウルムチから更に国内線に乗り換えて中国各地に飛んで往き、立派にビジネスを行っているのです。そこで様々な物資を調達して持ち帰ってはパキスタンで売りさばき財を成しているというわけです。
実際、相当なお金持ちだそうですよ、この人達は。
先のエントリーで「
パキスタン航空のイスラマバード~ウルムチ路線があっという間にポシャッてしまったのは何故か」という問題を書きましたが、その答えは「
彼らパターン人の最終目的地がウルムチではないから」です。
つまり乗り継ぎフライトのアレンジを考えると、パキスタン航空と中国南方航空を組み合わせるよりも、中国南方航空>>中国南方航空の乗り継ぎの方が安いですし、乗り継ぎがスムーズなのです。
パキスタン航空は市場参入に当たって、残念ながらマーケティング調査が不十分だったということですね...。観光目的でウルムチに行くパキスタン人などは殆ど居ないということです。
フライトひとつとっても色々なお国事情が見えて面白いですよね。
これからイスラマバード>>ウルムチのルートを利用しようとされている方は、どうか
パターン人パワーに圧倒されないように頑張って下さい!!
トイレは早めに行っておかれる方が安心です。
それから出入国カードや税関申告書を代筆して欲しいと頼まれる可能性が相当に高いですから
A)笑顔で引き受ける
B)寝たふりをする
C)片面中国語・片面ロシア語(もしくは英語)なので、どちらかの面だけサササっと記入して、書いていないほうの面を上にして「私もわからないんですよ~」的な顔をする。といういずれかの方法を取るのか事前に決めておかれることをお勧めします!(b^ー°)
ちなみに我々はCを選択致しました。
では次回のエントリーではいよいよK2についてレポート致します!